たまにはSAOIFから離れて別のことも書こうかと。
というわけで、タイトルの通りで適当に書いていきます。
こういう話は脚色しすぎと捉えられると思いますが、結果がわかってレースを見るのと、リアルタイムで強さも半信半疑の状態でレース見るのとでは当然受ける印象はかなり違うと思います。
私は最近めっきり競馬から離れてしまいましたが、生き証人として競馬見るのは色々話せることがあると思うのでオススメします。
尚、ウマ娘はアニメや漫画は好きで見ていますが、ゲームはやっていません。
--------
この日、私は兄と競馬場に来ていました。
当時は兄と一緒にPOG(ペーパーオーナーゲーム：仲間内でデビュー前の馬をドラフト会議して所有し、所有場の活躍を競うゲーム)をやっており、その年の私の指名馬の一頭にディープインパクトがいました。
指名理由は、姉：レディブロンド、兄：ブラックタイド、どちらも好きな馬で、血統的にも魅力的だったというのが一番の理由です。
指名したとはいえ二人だけでのPOGですし、合計30頭近く選んだわけですし、そんな褒められたものではないです(それでも、一応1、2番目くらいの指名だったはず)。
そんなディープインパクトの初戦、今みたいにフルでレースを見直しやすい環境ではなかったので、ダイジェスト番組でゴール前VTRだけチェック。
確かに強かったです。
ですが、新馬戦でこのくらいのレースをする馬はわりといますし、5馬身つけたとはいえ前を可愛がってのお利口レースに思え、正直パフォーマンスとしては前年の兄、ブラックタイドの新馬戦の方が強そうに見えたんです。
それでも気性的には兄より利口そうだし、二戦目も良い成績ならクラシックも十分楽しめるのかなと。
そんな風に捉えていました。
そして迎えたディープインパクトの二戦目、若駒ステークス。
良血、昨年クラシック候補の弟、武豊、新馬戦楽勝。
加えて他に目立つ馬もいなかった※ので圧倒的一番人気。
(※シェイクハンド産駒のインプレッションは、当時POG人気結構ありました)
競馬場にいるとはいえ裏開催だったので、馬券を買っている兄と離れて、ちょっと見てくると移動したわけです。
---------
おっちゃん達がまばらに見つめる小さいモニタを凝視して、発走。
レースはテイエムヒットべとケイアイヘネシーが軽快に飛ばして、頭数少なめのわりにかなり縦長の展開。
そんな中、ディープインパクトが位置したのは後ろから1、2番手。
「あー、武やらかしたな」
前はそこそこいい手応え。
後ろとの差はかなり離れてる。
ペースもそんなに早くない。
被った一番人気で後ろにマークが固まった結果、前が楽をして波乱…なんてレースはいくらでもあります。
ましてやデビュー二戦目のような若馬のレースではなおさら。
この状況は差しきれない。
当時そこそこ競馬見ていた(と思う)私としては、そのくらいのことは当たり前のように感じていました。
そう、当時はそこそこ競馬を見ていたんです。
ですので、2歳、明け3歳馬のレースでもヤバイと感じるレースは何度か見ていました。
タキオン、クロフネ、ジャンポケのラジたんも見ました。
当時、あの時のタキオンの強さにはかなりの震えがきたのを覚えています。
最終コーナーを回って直線。
その時、あのタキオンの時と同じくらいのレベルの震えがきました。
やばい。
アレはやばい。
あっという間に先頭抜いて、その後も引き離して5馬身。
しかもムチなし。
本当に、
控えめにいって、
コレは三冠クラスだと。
戻って兄に「どーだった？」と聞かれて、
「やばい、アレやばい」
と、完全に語彙力崩壊していました(笑)
--------
当時の物言いでタキオン級。
今はどう捉えられてるか正直わからないですが、当時のタキオン級が意味するものは、故障さえしなければ三冠確実と見られるレベルです。
その期待通り、その後の活躍は言わずもがな。
三戦目は僅差とはいえやはりムチ使わず2歳チャンピオンとクラシック候補に完勝。
皐月以降の話はまた別にするかもしれません(笑)
私と同じ感情を抱いたのか、そこそこ多くの人がディープインパクトのベストレースに若駒ステークスを挙げているように思います。
ダービーとか菊花とかのゴール前はわりと映像見られたと思いますが、ディープインパクトを知るなら是非このレースはスタートから押さえてほしいと思います。
無断リンクになるのでやりませんが、見たことない人は是非
ディープインパクト 若駒ステークス
で検索してレース見てみてください。
直線で先頭馬にズームしてしまう映像ではなく、引いたカメラのままの動画を見るのをオススメします。
その方が「コイツ、おかしくない？」が浮き彫りになるでしょう(笑)
因みに、これだけ話しましたが、私の思うディープインパクトのベストレースは別です。
ですが、2番手には若駒ステークスを挙げるでしょう(笑)
ということで、思い出補正も強いレースということで紹介させていただきました。
それでは
