今更ウマ娘映画化を知ったので2001年クラシック世代を語る~その⑨~菊花賞+α

前回ので1点抜け。
そういえばセントライト勝ちのシンコウカリド菊花賞出走していませんでした。
調整中にアクシデントあったようですね。

さて菊花賞ですが、当時3つの観点で予想していたと思います。

菊花賞を勝ちそう、連に絡みそうな父親
・長距離の上手いベテラン騎手
・内の経済コースを通れそう

この点で、実力は評価していたエアエミネムが「デインヒル産駒菊花賞勝つ?」「松永大好きだけどやっぱり牝馬乗ってナンボよね?」という理由でちょっと割引。
ジャンポケも「トニービンそこまで…?」という感じでちょっと割引。サンライズペガサスはサンデーで枠順もいいけど、騎手が当時デビューしてそんなに立っていなかった池添ということでマイナス(池添の初G1はこの翌年)

逆になんかいけそうな気がしてくるのは武豊ブライアンズタイムで叩き2戦目とか言うダンツフレーム
アグネスゴールドも河内だし距離さえもって本調子ならばという感じ。

他、面白そうなのはマンハッタンカフェチアズブライトリー(すみれS勝ち)か、古馬と混じって1600万下を2着してきているビッグゴールドあたりかなと。


そんな見方で、混戦、紛れアリとして見ていました。

人気は、
1番人気:ジャングルポケット
2番人気:ダンツフレーム
3番人気:エアエミネム

ということで、春の実績組が1戦叩いて良しと見られていたと思います。


そして発走。

レースはマイネルデスポットが逃げる展開でー



逃げる展開でー



逃げる展開でー…?



ってか、



マイネルデスポットって誰だよ!?




そもそも太宰騎手の印象もあまり無い。


ってか1000m通過タイムめっちゃ遅いのに直線前でこれだけリードあっちゃあ…


時すでに遅し。


後方でけん制しあったせいで後ろからの伸びが悪い。
伸びてくるのは外からエアエミネム
そして、内からマンハッタンカフェ

ゴール前でマンハッタンカフェマイネルデスポットをキッチリ差し切って勝利。


流石蛯名騎手!

さて、マンハッタンカフェは置いておいてマイネルデスポットですが、

父:ペンタイア
母父:パーソロン

まあスタミナはありそう。

前走は京都の1000万下を3着。
で、面白いのは、距離が伸びるほど成績が良くなっている様子。
2200m→2500mと2連勝して、2000mを2回使い9着→10着。
前走は2400mと距離を伸ばしての結果でした。

しかし、乗り替わりで(失礼ながら)当時重賞も勝っていない騎手。
それでこれだけ綺麗な逃げをされるとは…

因みにこのマイネルデスポット、ネタばらしをするとこの後良いところなく引退します。
まさに一世一代の大駆けだったというわけです。

他は3着エアエミネム、ジャンポケ4着、ダンツフレーム5着という感じ。


この後ですが、意外に京都巧者として息の長い活躍をするトニービン産駒、テンザンセイザ京阪杯を勝利。

ダンツフレームは適正に近いマイルCSに出走したもののゼンノエルシドの5着。
ハナ差2着は同じく息の長い活躍をする(紹介抜けていたけどシンザン記念を勝っていた)トニービン産駒、ダービーレグノ

アグネスゴールドは当時ハンデ戦だった鳴尾記念に出走。
56kgと見込まれた中で3着。
因みにこのレース、天皇賞秋明けのトレジャーも出ていましたが7着。

マイネルデスポットは2番人気でステイヤーズSに出るもブービーの8着。

期待していたエアエミネムは(この世代またしてもというか)脚部不安

あとの2頭は…


ジャングルポケットジャパンC


マンハッタンカフェ有馬記念



ということで、続きます。